才能を活かせる環境、条件
前回の続きと言う事で「才能」のお話ですが、今回は才能を活かせる環境、また条件なんかについてもお話ししたいと思います。才能を磨くとなると単純にそのことに時間をどれだけ取れるとか、集中できる状態であるか?というものがあると思います。
「時間さえあれば私もっもっと努力できる、練習できる」「整った施設があればもっとうまくなれる」などなど、良く聞く話ですが、実際のところそういう条件や環境は整っていた方がそれは確かに才能が伸びていくという所はあると思います。でもここで注目してほしいのは「そういう条件が整っていかない人は本人にも問題があるという点」ですね。何も運命的なものや単なる幸不幸という問題ではないという所です。
つまりそういう恵まれた条件や環境というのは本人が引き寄せたり、掴み取ったりしていかなくちゃならない所もあって、そうならないならばそれは自分の気持ちやエネルギーが不足しているという捉え方をしていくようにすると良いのです。
そろわないのは自分に問題がある!
例えば前例の「時間がないから練習できない」という場合ですと、こうやってぼやいてる方の多くの方の場合は実際に時間があったとしても他のことに使ってしまうケースが多いのが特徴です。また「お金があれば・・・」という方も、お金が入ってくると他の何かに回したり、安心のためにとっておいたりしたりすることが多いわけですが、実は条件を口にする人の多くは才能をコツコツ磨くのが嫌か苦手で、何か幸運やラッキーみたいなものや、そういうものに恵まれるのは本当に才能に恵まれた人だけなのでは?という所があるのですね。つまり自ら側から「磨く」という行為と距離を置いているのです。
結局「この部分」が弱いから環境や条件とうものを引き寄せられなかったり、縁遠かったりしてしまうのですが、「何が何でも!」とか「絶対に!」という気持ちですね、そういうもので向かってる人と、「うまくいけばいいなぁ」とか、「どうしたらああなれるかなぁ」ぐらいの気持ちの人では、集中力とか、計画性の立て方なんかは変わってくるわけで、そうなれば当然選択、決断という部分にも影響が出ますので、結果としてそうなってしまうのです。
自分のエネルギーの総量はある程度決まっている!
才能を活かすということは例えば花や植物なんかで例えますとその種にどれだけエネルギーを注ぐことが出来るかという事になります。場所や土選び、水やり、肥料や間引き、風や虫、病気なんかからも守らなくてはならないでしょう。そうなりますと単純にそのことだけを考えるぐらいじゃないとなかなかきちんとしたものはできないですね。
つまり人間のエネルギーもある程度は全体のボリュームみたいなものがありますので、それをどれだけそこにかけられるのか?という所が大事で、実はあれこれ考えたり、迷っていたりするだけでもエネルギーはそこに使われていますから、グタグタと何かのせいにしてるのなら「そんなことしてる場合じゃない」と危機感を持っていないといけないものなんですね。
~つづく~