言う事とやることが裏腹!?

前回は結婚線のお話をしまして、後半の方では「結婚したい」というものの、実はどこか自分自身で結婚を避けているタイプの人もいるというお話をしました。「え~!まさか?」と思うものの、実際はそんな方もいらっしゃるのですが、こういう「潜在的なところでどこか真逆の行動をしていっている」と言う事は案外、日常生活の中でも多いものでもあります。

例えば仕事なんかでも「忙しい、休みがない」という方なんかでは、どこか自分でそういう状況を作り上げてしまっているところがあります。やらなくてもいいことをしてしまっていたり、あるいは任せられないという感じででしゃばってしまう。また休みの日にも何かしらの仕事がらみの予定を入れてしまったり、電話やメールなどの応対はしてしまう・・・こんな感じではやはり常に仕事に追い回されてる、背負っているという感じになりますが、結局は「仕事とはそういうもの」という観念が「休みは大切なもの、休みが欲しい」という観念よりも強いからそうしてしまうのですね。

また恋愛なんかでは「相手に振り向いて欲しい」とか、「愛されたい」というケース。こういう時も言ってることとやってることと全然裏腹なことをしてしまってる場合がありますが、変に緊張してしまったり、意識しすぎてしまい無口になったり、逆に無理をしすぎて不自然な印象を相手に与えている場合などですが、これもはたから見れば「相手に距離を置かせようとするにはどうしたら良いでしょうか?」という質問の答えを実践しているかのようにも見えます。

水面の時計は逆に動きます・・・。

価値観がぶれてしまうと・・・。

いろんな事例はありますが究極的には「幸せになりたい!」と言いながら「不幸せになる方法」を実践してしまっていると言う事になるかと思います。そしてまたそうしてしまう原因の一つとして「価値観」というものがどこにセットしてあるのかが不明確であることが挙げられますが、自分が本当に大事にして行かなくてはならないものと、実際にしているものの差がある場合、こういう事態になりやすいのですね。

願望の理由を明確にしておく!

そうならないためにはまず「こうなりたい!」などの願望の理由を明確にしておく必要があります。結婚したいならなぜ結婚したいのか?そうなる必要性がどこにあるのか?また仕事にせよ、恋愛にせよ、意思決定をしていくときに、ただ単に「そうなりたい!」と思い行動していくのではなくて、そこまで明確にしておく。そしてそれらが自分本意なだけで終わってはいないか?安易なものではないか?という所までしっかり見つめていく必要がありますが、そこまでやっていれば、たとえ壁というものに遭遇してもぶれることはありませんし、言い訳がましくなり言ってることとやってることがあべこべになることもなくなってくるでしょう。

~つづく~