「できればこうなりたい」「こうなったらいいな」という言葉は出るには出る。

運命線の薄い人のお話の続きです。明確な目標がない、意志が弱い、流される・・・など、「なんとなく」で日常が過ぎて行ってしまうことが多いこのタイプの方ですが、その様な感じで行ってしまうと、結局は先細りの人生になりやすく、ズルズルと周囲の影響や、世間に流されて老いていってしまいがちとなります。

その様な方に聞くと「できればこうなりたい」「こうなったらいいな」という言葉は出てきます。ですが次にも必ず「でも」「無理」「とてもじゃないけれど」・・・何ていう言葉が出てきますね。結局、夢物語でしかない、自分にはできっこないという観念にやられていますので、可能性とか、現実、達成というものにスイッチが入らないのです。

良く例えられる話ですが「千里の道も一歩から」という言葉。つまりどんな目標でもまずは何かしらから始めないといけないですし、まずそちらの方向へ歩みださねばなりません。そしてここでも「だめだろうな」と思いながら進む人と、「何があるんだろう」とワクワクしながら進む人では足取りの軽さも変わってきますし、何かあっても突き進み続けるのか、くじけて戻ってくるのかで「そこ」にたどり着けるかどうかは変わってきてしまうのですね。

運命線の薄い人というのは何から何まで否定的に受け取る傾向が強い!?

こう見ていきますと運命線の薄い人というのは何から何まで否定的に受け取る傾向が強いという所があります。「①何かを頑張ってみる」→「②思うような結果が出ない」→「③やっぱりダメ」という図式が習慣づいてしまっているのですが、ここで②を素直に好意的に受け入れ①を根気よく観察、分析していかなくてはなりませんが、②を決定的な自分の評価にしてしまい、そこで終わってしまうのですね。

ちなみに運命線の強い人ですと②の段階で強引になります。基本的に自分が正しいと思っているので現実を受け入れないにしても、そこで人のせいにしたり、相手が悪いんだという図式に当てはめてしまうので、ぶれないと言えばぶれないのですが、でもやはり結果という意味では出せないことには変わりがないのですね。

大事なのは①を本当に根底から洗い直すこと。そしてだいたいそう見ていきますと基本の基本が不十分であったり、中途半端なまま何かを先に進めていることが多いですし、何よりも「そうなりたい」「そうなるんだ」という意識、動機づけの部分が弱かったりしているのです。

「なんとなく」でも暮らしていける、またそういう人も多いので・・・。

結局は自分のこと、人生のことなんかと真剣に向き合っていくことが大切なんだと思います。今は便利な世の中ですし、恵まれた環境でもあるので「なんとなく」でも暮らしていける、またそういう人も多いのでそれが許されているようなところがあるのですが、時が時、場所が場所ならそんなことではとてもじゃないがやってはいけないと言う事も知っておかなければいけないのですね。

二つの意志がある!

生きていくと言う事、生まれてきたという意味、意義を良く考える。そして現実を否定的にとらえるだけでなくヒントとしてとらえる癖をつける。この宇宙で生きるものには自分の意志と、宇宙の意志という二つの「意志」が課せられてあり、そこが同じになれば勢いは出てきて安定します。不安定と言う事ならば自分の意志が宇宙の意志からずれているとう事。運命線が弱い人はマイナス寄りに、強い人はプラスよりにというところでしょう。

運命線の弱い人は自分のこと、人生、存在を過小評価しすぎている。そしてまた世間や現実というものを否定的に受け取りすぎている。・・・そう感じ取ると未来は変わってくるのだと思います。