悩み、問題・・・心を安定させるには?

手相鑑定に於きましては基本的にお客様の悩みやご相談を受ける形になることが多いですが、お話を良く聞いてみると、大たい問題の根底にあるのが「恐怖」とか「不安」「心配」というものであり、そこから喜怒哀楽などの様々な感情に振り回されて心安らかでないと言う事になっているようです。

もちろん人は誰しも多少の問題などは抱えてらっしゃるかと思いますが、要はそこに振り回されるか?そうはいかないか?であり、そこら辺りは物事を見ていく視野であったり、価値観、または観念というものをより高めていくことがカギとなってきます。

何でも否定的にとらえると何もできなくなってしまう。

例えば今から何かを始めたいとするときなどでも、それは何かにつけてリスクも出てきます。こんなことをして失敗しないか?とか、トラブルにならないか?とか、また叱られないか?なんてのもあるでしょうが、こんな感じで初めにネガティブなものを想定していては、どんなに実力があったとしてもなかなか行動にしていけませんね。

でもそういう事を臆せずにどんどんやっていける人もいるわけで、そういう方というのは「~~になりたくない」というよりも、「OOになりたい!」という気持ちが強い方なのでしょうが、その辺が視野だったり、価値観だったり、観念という所が違ってるということなのですね。

固定観念・・・なんでも色眼鏡越しなっていませんか?

がんじがらめ。逆に言えば「これ以上入ってくるな」の意思表示でしょうか?

がんじがらめ。逆に言えば「これ以上入ってくるな」の意思表示でしょうか?

もちろん何から何までポジティブでいなさいというわけではなく、そういうネガティブなものもあってもいいけれど、「結局自分がどうなりたいの?」という所を冷静に見つめていけるようになっていった方が良いわけで、そこがいつも負けてしまう人は固定観念とか、妄想癖とかそういう重力の強いものに縛られて束縛されている状態なのです。

そこに影響を及ぼしてるのが記憶というものでしょう。小さいころからのものもあれば最近のものもあるかも知れませんし、いわゆる前世の記憶というものまで、「何かを受けてこうなった」という一つの見解が意識の中に打ち込まれて、そういう観念が出来上がってしまうわけでして、そうなるともう、そういう色眼鏡越しにしか物事は判断できなくなるのですね。

「そうとしか思えない」、「結局そういう思いに行きつく」・・・そういうものが固定観念ですが、それは色で言えば「その色しかない」ということになります。赤の世界には赤のルール、緑には緑、青には青・・・そういう感じで分けられていきますが、「私はこういう人間だ(こういう色だ)」と、自分をその色としか認めないのが人間というものであり、まさか自分の中に他の色があるとは思えないものなんですね。

ですからそういう事を日々を通して学んでいくのが人生と言う事になりまして、いろんな出来事を通して何かを感じたり、思ったりしているわけなんですが、自分というものにこだわりが強ければ強いほど「色のトリック」に引っ掛るということになりますね。

「本当の自分」というのはそういうものを突き抜けた世界にあります。