手相を見る側の人の気持ちもわかるものです(笑
前回の続きになりますが、運命線をテーマに前回授業を行ったのですが、その後半の部で皆さんの運命線を見てみましょう!と言う事で、参加者の方の運命線を見ることになりました。
最初は生徒さん同士で見てもらいそれぞれの鑑定内容を私がチェックしていくというものなのですが、私としては皆さんがどのように見ていくのかなぁ~と思いながらその様子を見ていまして、そうなると手相の内容云々もそうなのですが、その見てる側の人の心理状態までもみえてきます(笑。
「こういう感じで言いたいんだろうけど、言葉がでてこないんだな」とか、「わからないところを無理に答えをつけようとしているな」とか、また少し上級者になってくると「あまりよくない印象を受けたけど口にするのを避けたな」という方までいらっしゃいますね。(笑
運命線が蛇行しているのに気づいてしまったけれども・・・。
今回の場合、一つサンプルをお話ししますと、その方はある人の運命線を見て「蛇行・・・かな?ちょっとよれてるというのか切れ切れのかな?」と言ったのですが、私が「どちらですか?」と言ったら「うーん、切れ切れ方ですね」と言ったのですね。 でも私には「あ、逃げたな!」と思わせるものがあり、本当は蛇行してると感じたんだけど、運命線の蛇行というのはあまりよくないイメージがあるので、それを本人にどういって言いかわからないところや後の体裁など考えてしまって「よれてます」という言葉になったんですね。
ちなみに運命線の蛇行というのは苦労が絶えないとか、上手く行ってないとか、悪因縁に振り回されるとか、人生がなかなか思う様に行かないと言う事を意味します。そして切れ切れというのはそれなりだけど長続きしない、充実感がないとか、ちょっと意志が弱かったり、流されやすいという感じで、これもまたあまり良いものではないのですが、まぁどちらかと言えばこちらの方が角が立たないと言う判断で逃げてしまったのでしょうね。
手相はかっこつけてみてはいけないところがある!
「これは蛇行した運命線ですよ・・・本当はそう思ったけど、逃げたでしょ?」私がそう言うと「そう…ですよね。でも・・・」となっていましたが、ここで私は「せっかくご縁があって手相を見る機会が出来てるんですから、その内容がどうであれ手相をきちんと読み取って正しく言わなくてはいけませんよ」と付け加えました。
すると手相を見てもらってた生徒さんからも「私はありのままのことを正直に言って欲しいんですよ。昔は人に良く見られたいというのはありましたけど、今はそういうのはないんですね。」という言葉がでまして、あらためて逃げたことが良くないことだったということを浮き彫りにした形になりましたが、「出来れば無難に終わらせたい」・・・手相を見る人の中にはそういうタイプの人もいるとは思いますが、手相というのはあまりかっこつけてみていってはいけないところがありますね。